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2011年05月10日

あしびきの山の桜はうつろひぬ次ぎて咲きこせ山吹の花

★。・。・゜♪゜・。・。★ 良寛さんの歌交心 ★。・。・゜♪゜・。・。★






★ 良寛さんの歌を遊ぶ0096z04y100510

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山吹の花に身を寄せ脱落す

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 花は、淋しがり屋の良寛さんの心を遊ばせてくれます。
 菫がいちばん好きだったようですけれど、選ばず嫌わず軽んぜずの良寛さんですからどの花にも心を尽くし、愛で親しむんです。
 花の命は短くて・・・花は移ろいやすいものですから、一番いい時に巡り会うのは幸運だし、この美しさを誰かといっしょに愛でたいと思っても時を逸してしまうことも多い。そんな心を素直にいっぱい詠んでいます。


 
思うどし山吹かざし酔いしれき   仁



 良寛さんの「山吹」を詠んだ歌は、

★★★ 良寛の歌0202『 山吹の花を手折りて思ふどしかざす春日はくれずともがな 』090508 へどうぞ!!! ★★★



 良寛さんに浮いた話はほとんどありませんけれど、それでも良寛さんは大の女好きだったようです。女好きというよりも女性を大切にしたという方が適切かもしれません。けれどもやっぱり惚れっぽい性分だったのではないでしょうか。
 花を愛するように女性を愛した人なのでしょう。


「あしびきの山の桜はうつろひぬ次ぎて咲きこせ山吹の花」も、たとえば愛する維馨尼さんを失った後の良寛さんの心と思って読んでみると、またひとつ面白い世界を遊泳することができますよ。


万葉集19ー4186 山吹を宿に植ゑては見るごとに思ひはやまず恋こそまされ


 大伴家持さんの恋こそ勝れは良寛さんの心にも熱く宿っていたのでしょう。
 ただ現れ方も恋の位相も大きく人とは違っていたのですね。


 
山吹の花に身を寄せ脱落す   仁





★ 良寛さんの歌交心0096z01y100507

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あしびきの山の桜はうつろひぬ次ぎて咲きこせ山吹の花

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 あの心を癒してくれた
 山の桜ももう散ってしまったよ。
 心にぽっかり空いた穴を
 山吹の花よ、
 つづいて咲いて、和ませておくれ。


 0097 あだ人の心は知らずおほよその花におくれて散りやしぬると   良寛

★★★ 『 うどの芽につづいてこごみわらびかな 』 ★ 交心俳句10v050103 へどうぞ!!! ★★★



山吹につぎて求むる花ありや   仁



蝶のごと三鬼のごとく花花花   仁






★★★ 『 さばかりよなんじゃもんじゃのはな咲きぬ 』★交心俳句10v050702 よりの【 転載 】です。 ★★★



★★★ 同日のそのまんま575で交心です。

夏の日やさばかりのことさばかりよ

夏なれどなお筍の旬出でぬ

戯れてなんじゃもんじゃと雲隠れ






★。・。♪。・。★ すべてのエネルギーを被災地に向けよう ★。・。♪。・。★





★ 鎌田實さんの『 原発事故228一度、避難所に泊まってみるといい 』11v0510より【転載】

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民主党の議員へ

福島県では計画的避難のために、牛一万頭を動かさなければならない。
売れるものは売って、減らすほうがいいにしても、飯舘牛などのブランドも守りたい。
そのためにどうしたらいいいのか。

議員3人くらいがチームになり、福島県の牛、畜産業を守るために、本気で動いてほしい。
本気で、血の通ったことをしないかぎり、牛の引き受け手は見つからない。
広々とした公園に牛舎を作ったり、というのもいいかもしれない。



原発周辺の医療や福祉を考えるならば、一度、避難所に泊まってみるといい。
被災者の気持ちがわかる。
認知症の人が数人いるところでは、どれだけたいへんかもわかる。
そこから血の通った政治というのができてくるはずだ。

諏訪中央病院が南相馬市に救援に入ったとき、コーディネートをしているJCFは医師や看護師のために相馬市のホテルに宿をとった。
しかし、被災者の健診をしているうちに、夜中が大変なのだと聞いたドクターは体育館になっている避難所に泊まると言い出した。
看護師も、別の避難所に泊まると言った。

これがプロフェッショナルの志の高さである。
(後略)


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☆☆☆ 鎌田實さんの、 『 原発事故228一度、避難所に泊まってみるといい 』 へどうぞ!!! ☆☆☆






☆★☆ ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために ☆★☆

★。・。♪。・。★ 立ち上がろう ★。・。♪。・。★


★。・。・゜♪゜・。・。★ そのまんま575で交心 ★。・。・゜♪゜・。・。★



★★★ 『 残るものなくてさびしき散るさくら 』★瘋癲老仁妄詩316z01z09v0509 へどうぞ!!! ★★★


★★★ 今日のそのまんま575で交心11年05月10日『 観音の声やわらかしおぼろの夜 』 へどうぞ!!! ★★★
 

★★★ 『 今日の出来事、雑談、交流広場 11年05月10日 』   ☆☆☆   お母さん、乳がんで死なないで…早期発見呼びかけ 天理 へどうぞ!!! ★★★
 

★★★ 遊行俳句で交心x11v050901★『 散る櫻残りし者に甦れ 』 へどうぞ!!! ★★★




★。・。・゜♪゜・。・。★ リンク ★。・。・゜♪゜・。・。★

  


Posted by 青柳仁 at 18:21Comments(0)良寛さんの歌を遊ぶ

2011年05月01日

良寛さんの詩を遊ぶ『 一思少年時 』x11w0430


★。・。・゜♪゜・。・。★ 良寛の詩 ★。・。・゜♪゜・。・。★





★ 良寛の詩『一思少年時』11w0430

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一思少年時
読書在空堂
燈火数添油
未厭冬夜長


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【 読み下し 】

ひとたび思う少年の時
書を読みて空堂に在り
燈火 しば数油を添う
未だ冬夜の長きを厭わず


【 仁訳 】

 少年時の在りし日のことをふと想い出すよ。
 何にもないがらんどうの部屋でよく本を読んだものだ。
 気がつくと灯明の灯が消えている。
 何度油を注いで灯をつけ足したことだろうね。
 そんなに夢中になって過ごした長い長い冬の夜を、
 一度だって嫌だとか苦しいとか厭ったことはないんだよ。






★。・。・゜♪゜・。・。★ 良寛さんの詩を遊ぶ ★。・。・゜♪゜・。・。★






★★★ 『 惜しみつも掃き寄せにけり花筵 』 ★ 交心俳句356z01z09w0428 よりの【 転載 】です。 ★★★







★ 良寛さんの詩を遊ぶz09w0428

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おぼろ夜や来し方行く末おぼろなり

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 ひとたび思う 少年の時 書を読んで 空堂にあり   良寛


 。。。
 ひとたび思う 少年の時 書を読んで 空堂に在り。燈火 しばしば油を添え いまだ厭わざりき 冬夜の長きことを
 。。。


 長い冬の夜を良寛さんは勉強したり、詩歌を詠んで過ごしていたのでしょうね。身動きできぬ深い越後の雪の日々です。ただただじっと春を持つんです。
 『冬夜長 3首』の一つです。


 少年時代も、こうして、ただただ本を読んでいたものだなぁ。寒くて震え上がるのに、火も消えてしまうけれど、それでも油を足して、本を読み続けたものだよ。こんなに寒くて、長い夜でも、ちっとも嫌じゃなかった。むしろ、本の世界で夢を見ることが、楽しくて、楽しくて、仕方ないくらいだったよ。眠るのさえ、もったいないと思っていたものだ。


 すごい読書量ですね。そして記憶力が良かったらしいです。借りて読むことが多いので、覚えるしかないのでしょうね。一衣一鉢ですから、脳一つの暮らしです。どんな脳なのでしょう・・・。
 記憶力皆無の老仁は、記憶力の良寛さんは真似できません。
 青年時代までは、よく本読んでいたんですけれどね。
 今は、時々、拾い読み。
 まとまった本を読めない。今、良寛さん読もうと思っていますけれど、『炎の女』から入って、まだ読了していないんです。
 本気で読みたいんですけれどね・・・


 
おぼろ夜や来し方行く末おぼろなり   仁






★。・。♪。・。★ すべてのエネルギーを被災地に向けよう ★。・。♪。・。★





★ 鎌田實さんの『 原発事故199 』11w0430より【転載】

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(前略)
2006年3月の同分科会で、同委員会事務局長が地震、津波については、これ以上議論を続けてほしくないというのに対して、神戸大学の石橋教授が暴論と反発した。
石橋教授は、非常用発電機が立ち上がらない可能性も、外部電源を喪失する可能性も、燃料が流れる可能性も、すべて想定して発言している。
島根原発周辺で、活断層の見落としが発覚したために、石橋さんらは大幅な修正を求めた。
しかし、ほとんど認めてもらえず、石橋さんは社会に対する責任が果たせない、この分科会の本性がよくわかった、日本の原子力安全行政がどういうものかよくわかったと発言し、委員を辞任した。2006年8月のことである。

こういう人がいたのである。
お互い科学者ならば、きちんと議論しながら、正解がどこにあるか模索しなければならなかったはず。
原子力安全委員会が、「原子力村」として原発推進だけに流されていたのがよくわかる。
そういう体質が、今回のフクシマを起こしたのである。
原子力安全委員会の事務方が、石橋さんや衣笠さんのような原則論者を押さえ込もうとしたのが見えてくる。
同委員会の委員の月額報酬は、約93万円。
この委員をずっとやっていたい人は体制的になっていく。
反体制的な発言はとんでもないことになる。
こういう考え方が、ぼくたちの国を弱くて、あやふやで、冷たい国にしていくのである。

石橋さんのような勇猛果敢な人が3、4人いたら、日本の進むべき道は誤らなかったのではないかと、残念に思う。

民主主義にとって異論を唱える人がどんなに大事か、よくわかった。


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☆☆☆ 鎌田實さんの、 『 原発事故199 』 へどうぞ!!! ☆☆☆
 





☆★☆ ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために ☆★☆

★。・。♪。・。★ 立ち上がろう ★。・。♪。・。★


★。・。・゜♪゜・。・。★ そのまんま575で交心 ★。・。・゜♪゜・。・。★



★★★ 良寛の詩p343『 我生何処来 』11w0414 へどうぞ!!! ★★★



★★★ 今日のそのまんま575で交心11年04月29日『 散るさくらきのうもあすも仏かな 』 へどうぞ!!! ★★★
 


★★★ 『 今日の出来事、雑談、交流広場 11年04月29日 』   ☆☆☆   纏向の大型建物 復元模型 へどうぞ!!! ★★★
 



★。・。・゜♪゜・。・。★ リンク ★。・。・゜♪゜・。・。★