2013年07月19日

良寛さんを遊ぶ575交心『 わが生のこの小ささよ糸とんぼ 』

★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 良寛さんを遊ぶ575交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★







★ 良寛さんを遊ぶ575交心v13s071805

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わが生のこの小ささよ糸とんぼ

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 > 良寛0673 近江路をすぎて
 ふるさとへ行く人あらば言づてむけふ近江路を我越えにきと


 > 良寛0674 明石
 浜風も心して吹けちはやふる神の社に宿りせし夜は


 > 良寛0675 次の日はからつてふところに到りぬ。こよひも宿のなければ
 思ひきや道の芝草うちしきて今宵も同じかりねせむとは


 わたしの古郷越後へもし行く人があったらどうぞお伝えくださいと頼むことにしよう。今やっと良寛は古里へ帰ろうと近江路を越えた所ですと。


 良寛さんが帰りたい所はやっぱり越後だった。
 でもどうして越後だったのでしょうね・・・

 もう七年も昔、雪呼さんに導かれ、良寛さんの歌を紹介してもらいながら、真似良寛さん遊びを覚えはじめました。あの頃いつも良寛さんといましたが、途中で真似一休さんを遊ぶようになって、しばらく真似良寛さんを遠ざかっていました。真似一休さんも中途半端なまんまですが、真似一茶さんや真似蕪村さんへ心移りして今はあれこれ真似遊びを楽しんでいますけれど、どうしたことでしょう・・・又、真似良寛さんに戻りたいと思いはじめています。


 蛙見て良寛坊の懐かしき   仁


 八方田圃のわが古里よ


 謎解き万葉集をあそんでいて、ふと、どうして良寛さんは万葉集があんなに好きになったんだろうと思ったんです。謎解き万葉集を遊んでいると今まで一番嫌いで回避してきた権力闘争、騙し合い、殺し合いの渦中に巻き込まれてしまって、少々うんざり気味になってきているんです。
 良寛さんが好んだ万葉集鑑賞を楽しむくらいの遊びが凡愚老仁の身に合っているのかもしれません。

 というわけで、是も凡愚老仁の興味本位には変わりありませんが、良寛さんは、というより、文学少年栄蔵さんはどうして万葉集の歌に学んで文芸少年になろうとしたんだろうというアプローチを遊んでみたくなったんです。


 万葉の心辿らん蛙の夜   仁


 切に雨乞うその声あわれ


 朝歩き5000歩が日常になりました。
 日照り続きで水田が干上がっています。どうして水を入れないのでしょうね・・・子どもの頃は潅水溝があってバチカンで汲み上げられた潅水が並々と流れていました。この潅水溝で水遊びをしたり、小魚を捕っていたことを想い出します。
 ザリガニが繁殖しはじめた頃でしょうか・・・


 日照田にるいるいお玉のむくろかな   仁


 畦に上がりし蛙の拝む


 18才で突然出家して、国仙師匠に出会って玉島の円通寺で修行を終え、34才で国仙師匠の死と共に諸国行脚の聖胎長養の旅をし、父母の死を契機に、古郷の越後へ帰ることにしたんですね。39才の時です。
 5年間の聖胎長養ですけれど、それは徹底した修行だったと想像できますけれど、その修行を経て良寛さんは表向きの禅の世界にさよならする決意を生きたようです。
 僧に非ず俗に非ず。ただの文学少年栄蔵の心根に戻って文芸三昧の暮らしを生きようと念じたのでした。
 40才で国上山の五合庵に棲みつくのですけれど、ここでの無一物独居暮らしが文芸三昧境そのものになっていくんです。文芸そのものを生ききった良寛さんというのが凡愚老仁のこれから辿る良寛さんです。いわば良寛さんの存在そのものが文芸作品としての創造物だったとさえいってよいのでしょう。


 その良寛さんの文芸三昧の足跡の作品の一つが『布留散東ふるさと』です。自筆の歌集です。その前には自筆詩集の『草堂集貫華』を編んでいます。詩と短歌が良寛さんの文芸三昧の作品世界なんです。

 ここに挙げた短歌三首は『布留散東』の巻頭の三首ですから、これらの帰郷の歌が帰郷の本意を明かしてくれているのではないでしょうか。



 古里に居つづけてはや七十年鄙の仙境蛙と遊ぶ   仁


 わが生のこの小ささよ糸とんぼ   仁


 欲もなければ無事が好日


 越後はまだ梅雨がつづいているそうです。
 気候変動の影響が激しく、災難もつづいているそうです。地震も繰り返しています。こんな中で原発の再稼働が最優先課題になる世情を良寛さんも黙って見てはいないでしょうね・・・
 1828年の11月に三条大地震に遭遇しました。


 > 良寛0783 三条の市にいでて
 ながらへむことや思ひしかくばかり変はりはてぬる世とは知らずて


 > 良寛0830 かにかくにとまらぬものは涙なり人の見る目もしのぶばかりに


 良寛さんはもう71才です。
 良寛さんは三条地震の時、三島郡島崎の木村家に身を寄せていましたが、じっとしておれなくて三条市に出かけています。その惨状に驚き嘆き悲しむ歌を詠んでいます。

 宝永の富士山の噴火からもう300年が経っています。南海トラフ地震で、富士山が噴火する可能性が大きくなるそうです。日本人は火山列島の上に住んでいる事実を忘れてはならないことなのでしょうね・・・
 大自然の脅威と災厄を受容し、その事態に対峙する備えと覚悟を日頃のスタンスとして暮らすことが大切なことだと思います。


 生きもうけ歓び多く苦も多し焦土の内にも生きる術あれ   仁


 支え合う隣人で在れ夏の草   仁


 水の大地は尽きることなし







★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 優游575交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★





★ 優游575交心v13t060905

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佐渡に入る夏の夕陽を眺めたし

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 雪呼さん、こんばんは。
 ご無沙汰ご寛容くださいね。
 やっと梅雨入りしたような天候になってきました。短い春もすぎて、しばらく解放的な季節を受用できますね。

 雪呼さんらしいやさしさの溢れる日記に触れて、心うたれて、うれしくなりました。
 雪呼さんらしさのスタンスが変わらずに貫かれていることに、いろいろのことを懐かしく想い出します。

 さまざまな反動に悩まされることも多いでしょうけれど、今までもくぐり抜けてこられたことですから、呑み込んで、開放的な日常を楽しんでくださいね。


 佐渡に入る夏の夕陽を眺めたし   仁


 叶わぬ夢も念いの在処


 明日もまたいいことがいっぱい恵まれますように。
 おやすみなさい。
 いい夢を。





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