2013年09月01日

『 露草やいかなる力在れば足る 』スローライフ575交心

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★ スローライフ575交心v13r083101

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露草やいかなる力在れば足る

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 何ぞ俗の孤薄なる、之を思えば、亦可レン(忄+令)なり。
 義を見れば、潜かに身を抽ヒき、利を聞けば、頭を競うて奔る。
 世を挙げて険キに赴き、人の冉ゼン顔を願う無し。
 君に勧む、早く事を終えて、帰りて南畝の田を耕さんことを。   良寛   。。。良寛道人遺稿191


 どうしてこうも風俗が軽佻浮薄になってしまったんだろうね。
 別の見方をすれば人間って単純で可愛いものだね。
 ごらん、正義感に起ってここが出番だということになると人はこそこそ身を引いてしまい、目立ったことや儲け話があると我先に争って顔を出そうとするよ。
 世の中全体が険悪な様相を呈してくるし、今ではもう誰も徳の高い人たちを道標にしようとする者はいなくなったよ。
 こんな物騒で非人間的な世の中だから、ぼくが君たちにお勧めするのはね、早く宮仕えを退いて、田舎に帰り、日当たりの良い田畑を耕してのんびり暮らすのが好いということなんだ。


 冉顔=孔門十哲の冉有と顔回のこと。冉有は政治の才を認められ、顔回は随一の秀才で孔子の後継者とされていたが夭折した。



現在の風潮に似ていますね。
 政治家も官僚も起業家も老舗も拝金主義に雪崩れ込みモラルを喪失してしまっているようです。放射能汚染で街が復帰できないのに復興の目途は立たず、復興資金は遠い行政に流用されたり、利権に群がる悪徳業者に蚕食されている現実です。


 露草やいかなる力在れば足る   仁


 知恵も力もなきを泣くのみ



 良寛さんの時代ももう重商主義的な商品経済が発達し、生活は贅沢になり、農村も貨幣経済が大きくなり、幕府も財政難に陥り増税で農民を苦しめました。その上飢饉、自然災害も頻発して、各地で農民一揆が増大します。筑後地方でも、久留米藩では享保十三年、宝暦四年、天保三年と三度の大一揆が発生している。1758年宝暦8年が良寛さんの産まれた年です。老中田沼意次の支配する時代でした。もう金が物をいう時代になっていたのです。

 良寛さんの父の以南さんも色々の事情があって謎が多いのですけれど、1795年寛政7年、勤王党の志士として活動し、桂川に投身自殺したといわれています。良寛さん38歳の時です。
 乞食行脚をして諸国を放浪していた良寛さんは、翌1796年この頃良寛さんは越後に帰郷したといわれています。この年母おのぶの前夫桂誉章さんが亡くなっています。この人が良寛さんの父親ではないかともいわれているのです。良寛さんについてはその出生から謎に包まれたままなのです。
 これら謎の生い立ちが良寛さんの謎の家出と帰郷の大きな動機なのでしょう。無一物、無所住の良寛さんが故郷に住みはじめたのでした。
 それまでの無所住の苦行の中で到達した禅境が一気に解き放たれたのでしょうか・・・


 苦の果てに光在りしか苦もなくに楽楽の身の苦しかりけり   仁


 良寛さんのただの人としてのスローライフのはじまりです。
 スローライフはいいものだよ、と良寛さんは呼びかけているのでした。



 少年捨父奔他國 少年、父を捨てて他国に奔(はし)る
 辛苦描虎猫不成 辛苦、虎を描いて猫も成らず
 箇中意志人倘問 箇中の意志、人倘(も)し問はば
 只是從來榮蔵生 只是れ従来の栄蔵生    。。。良寛
   


 秋の風出奔もせず絵も描かず   仁


 優游たるも懶惰なるのみ








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