2013年09月02日

『 朝歩き身も軽やかよ稲の花 』スローライフ575交心



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★ スローライフ575交心v13q090102


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朝歩き身も軽やかよ稲の花

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 今にして思えば、幼児期を病弱に過ごしたことを天の恵みと感謝しているほどです。
 子どもの頃は虚弱ゆえに運動も鈍く、持続力もなく、不器用で、何の取り柄もなかったんです。十人兄妹の中で、生き残ったのは四人の姉と三男のぼくだけという状況の中で、生き残ったぼくも長生きはしないだろうという親の心配をまるまる肌に感じながら生きてきたものですから自分でも長くは生きられないだろうと思っていたのです。
 そんな幼児期少年期ですから、何者かになろうという希望とか理想など持つはずもありません。一日一日を何とか生きていることが喜びだったのかもしれません。


 朝歩き身も軽やかよ稲の花   仁


 謄謄任天古稀も迎えき


 今古稀を迎え、幸運にも病を抑え込んで生きのびていることと、ただ生きもうけだけでも歓びであることと同じようなことなのかもしれません。
 在るがままを受け容れることが当たり前のことで、それ以上の何者かになろうという欲を持たなくてすんだので、あるいは気楽に、わがままに生きてこれたのでしょう。思い返せばぼくの半生はただなるようになる人生だったのかもしれません。無能無才のまんまのただ今ここを生きてきただけのことです。特別のこともなく、何一つ人に賞められることも認められることも何もない半生でした。


 明日にもゆくもまた好し豆の花   仁


 謄謄安楽風吹くままに

 
 大豆の豆畑が花を咲かせはじめています。
 雨台風が過ぎて一休みと思っていたらまた次の大風が迫ってきそうです。
 振り返れば、ただ風が吹いているだけ・・・
 若い頃から、この言葉が好きで、呟いてきましたけれど、死ぬ時も、こんな言葉を呟いて往きたいものだと念じています。何もなかったけれど、いつだって楽しかった、そう思っています。何もないのに、何もないことを振り返って、何もないと呟いていることが楽しいのです。呟けることが嬉しいんです。



 益もなき虚名はいらず縁により今しばらくの愚を遊ばせよ   仁



 万感をこめて呟く秋の宵   仁


 しみじみ聴くよ夜毎虫の音






★ 良寛さんの詩『 富貴は我事に非ず 』

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富貴非我事 神仙不可期 満腹志願足 虚名用何為 一鉢到処携 布嚢也相宜 時来寺門傍 偶与児童期 生涯何所似 謄謄且過時


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【 読み下し 】

富貴、我が事に非ず、
神仙、期す可からず。
腹を満たせば、志願足る、
虚名、用ひて何か為ん。
一鉢、到る処に携え、
布嚢、也た相宜し。
時に寺門の側に来たり、
会またま児童と期す。
生涯何の似る所ぞ、
騰騰として、且らく時を過ごす。


【 仁訳 】


お金も名誉もぼくにはどうでもいいことなんだ。
 仙人のように人里離れて暮らし、長生きしようとも思わないよ。
 毎日ほどほどにちゃんと食にありつけたら、もう何にも要らないね。
 飾り物の名声をもらったところで、どうなるものでもないしね。
 蜂の子を一つ持ち歩けばどこへでも行けるし、頭陀袋があればもう恰好の連れ合いだよ。
 ちょうど門前まで来ると、待ち構えていたように子どもたちと一緒になる。
 ぼくの一生のことなど別に何かを期待するでもなく、ただ心躍るに任せて、今ここを楽しんで生きていくんだよ。



 真蹟

 元非山林士 誰敢官途馳、布嚢也相宜、時来寺門傍、偶与児童期、生涯何所能、聊言過斯時








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