2008年10月28日

荒磯海の 沖つみ神に まいしなば 栄螺の蓋は けだしあらむ


 ★ 良寛さんの歌と遊ぶ 『 栄螺の蓋 』

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荒磯海の 沖つみ神に まいしなば 栄螺の蓋は けだしあらむかも

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花呼さんより、 『 寄る辺なき心の捨て場春の山 』 に、良寛さんの歌を寄せていただきました。
花呼さん、いつもあい風ありがとうございます。

★★★ 『 寄る辺なき心の捨て場春の山 』 ★ 写真俳句 0801601 ♪♪♪ 


 荒磯海(ありそみ)の 沖つみ神に まいしなば 栄螺の蓋は けだしあらむかも  良寛


 栄螺の蓋を探している良寛さんの姿が微笑ましいですね。
 
 けれど、良寛さんにとって、食と同じくらい大切なものがあるのでしょう。
 「人はパンのみにて生きるにあらず」
 良寛さんが求めたものは何だったのでしょうね。
 「栄螺の蓋」に何を見ていたのでしょう。


 文学を愛した良寛さんがいました。
 スピリットは文学を超越していたかもしれませんけれど、
 ひとり遊びの心は、文学を遊んでいたのでしょうね。

 出雲崎で、沖つ神に、祈って海を眺めていれば、その先に、佐渡島が横たわっています。
 良寛さんは、この海と佐渡島を眺めて過ごしていたのでしょうね。


 いにしへに かはらぬものは 有磯海と むかひに見ゆる 佐渡の島なり  良寛


 古来変わらぬものがある。
 それは、この出雲崎の海と沖に見える佐渡島だね。


 そして、この出雲崎には、芭蕉さんの心が刻まれています。
 良寛さんも、芭蕉さんの心を追ってもいたのでしょうね。・・・



 仁は、茄子の花を眺めながら、
 良寛さんの心の海を遊泳しているのでした。


 その良寛さんの心の海に、
 栄螺の蓋に乗って、
 貞心尼さんが流れてくるのですよ・・・





 。。。 ≪ おはようございます、雪割草さん。
 今朝の良寛さんの歌とあい風をありがとうございます。
 愛語あいパワーをもらって前耕後読の一日の始まりです。

 前耕といっても、狭い庭ですから、もう耕すところも、世話する野菜もないのですけれど、午前中は、のんびり、木や花さんたちと会話して過ごします。
 今朝は、庭の隅の藪のようになった卯木や山吹を伐って、茶花椿も剪定して、風通しをよくしました。すると、ほろほろ鳥のように卯木さんが歌って、喜ぶんですよ。
 新芽を出したばかりの芭蕉さんも、根元からばっさり伐りました。
 芭蕉さん、大好きなんですけれどね・・・。


 荒磯海(ありそみ)の 沖つみ神に まいしなば 栄螺の蓋は けだしあらむかも  良寛


 良寛さんも、言葉遊びが好きなんですね。
 ひとり遊びは、自然や宇宙との会話ですから、やっぱり言葉が命なんでしょうね。自然や宇宙を言葉で捉えて、言葉に命吹き込むのでしょうね。言葉で愛を交感するのでしょうね。良寛さんの心に触れると、物も、世界も、愛語に変わっていくようです。

 世界はアニマで成り立っているのですから、自分がアニマに戻って、世界と向き合えば、アニマのシンクロが起こるのでしょう。沖つ神もアニマですから、お参りして、お願いすれば、栄螺の蓋もアニマになって、ココニイルよ、と応えてくれるのです。
 お祈りして、ココニイルよ、と呼びかけられるまで、さぁ、待つことにしますか・・・

 独り身のひとり遊びですから、
 別に塩壺の蓋がなくてもいいのです。蓋は、栄螺でなくてもいいのです。
 でも、やっぱり、栄螺を探し出して、塩壺の蓋にします。
 沖つ神さん、アニマの力発揮して、探し出してくださいよ。


 ここにも、待ちの良寛さんがいます。
 良寛さんは、いつだって、待つ人だったような気がします。
 その時を、待っている。

 その至福の時。
 その永劫回帰。
 今とここを、
 何も持たずに、
 何も求めずに、
 喜び、
 楽しめれば、
 それが、至福の時。
 それが、永劫回帰。


 そんな至福の時の、今、
 そんな永劫回帰の、今、

 貞心尼さんが、流れこんでくるのですね。


 沖つ神が栄螺を探し出してくれたように、
 良寛さんの空即是色力が、貞心尼さんを呼び込んでいくのです。




 栄螺の蓋は、空即是色する良寛さんの心の花なんでしょうね。
 そして、その心の花は、貞心尼さんに化身していくのです。



 今日は、前耕後外出で、コメントのおかえしが送れました。
花呼さん、いつもありがとうございます。  ≫ 。。。





★ 交心俳句 01101 

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飛び込んで茄子の花海遊泳す

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