2018年05月21日
フォト旅日記zrv2101『 良寛さん終焉の地 』
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5月21日。
朝から美しい五月の空です。
まだ誰も訪れない良寛さんの生地にある良寛堂を尋ね、そのあと、良寛さんの「剃髪の寺」光照寺を訪問。
玄関を開いて尋ねると、光照寺は留守です。
御朱印は、自由に判を押して作ってくださいと準備してあるんです。何でもどうぞご自由に!という良寛さんの心なのでしょうか・・・
それから、一昨年訪れたときは、島崎は選挙中で、木村さんの家を訪れることができなかったので、あらためて、尋ねました。
近所の食堂のマスターに聞いたら、アポイントメントを取っていなかったら見れないかもしれないということでしたが、ともかく行ってみると、やはり、施錠してありましたが、邸内には入れましたので、外観だけは、写真に収めてきました。

写真 良寛07 木村家門

写真 良寛08 木村家外観
良寛さんの終焉地となった、木村家の庵は、北の離れにあったそうです。
今は、柿の木が植えられて、空き地になっています。

写真 良寛09 良寛さんの草庵
よくもまあ恵まれしこと柿若葉 仁
真似して少し知と徳欲す

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2018年05月20日
フォト旅日記zrv2001『 再び良寛さんの足跡めぐり 』
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昨日の雨はどこへ消えたのか、今朝は、すっかり青空です。

→ 写真 良寛04 国上山
まずは、国上山の五合庵を再訪しました。
日曜日だけに、国上寺参りも国上山登山者も、早朝から、かなり多いようです。国上寺を廻って、五合庵へ降りていきました。五合庵へ降りる人はいません。
一人ゆっくり階段を降り、新緑の中の、小さなの仏を見ながら五合庵まで、いろいろ回想しながら歩きました。

→ 写真 良寛05 五合庵
朝日の木漏れ日のなかに五合庵はひっそりとありましたが、一昨年の初巡り逢いとは、やはり、なにか感じがちがいます。近づくと、なんだかすっきりと整理されている感じで、リフォームされているようです。参拝者への寄付や、「五合庵護持、御奉賛のご案内」という大きな看板も出ていました。
五合庵の管理維持も大変な情況のようです。

→ 写真 良寛06 五合庵
それにしても、こんなに開放的に公開されているのに、最近多くなっている仏像窃盗などに遭わずにおれるのも、良寛さんの威徳のおかげかもしれないと念ったりもしています。泥棒がきても、良寛さんは、知らんふりして持って行かせるのでしょうか・・・
檀家さんも少ないそうですから、国上寺さんも管理運営を考えざるをえない情況なのかもしれません。
世につれて五合庵さえ七変化 仁
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昨日の雨はどこへ消えたのか、今朝は、すっかり青空です。

→ 写真 良寛04 国上山
まずは、国上山の五合庵を再訪しました。
日曜日だけに、国上寺参りも国上山登山者も、早朝から、かなり多いようです。国上寺を廻って、五合庵へ降りていきました。五合庵へ降りる人はいません。
一人ゆっくり階段を降り、新緑の中の、小さなの仏を見ながら五合庵まで、いろいろ回想しながら歩きました。

→ 写真 良寛05 五合庵
朝日の木漏れ日のなかに五合庵はひっそりとありましたが、一昨年の初巡り逢いとは、やはり、なにか感じがちがいます。近づくと、なんだかすっきりと整理されている感じで、リフォームされているようです。参拝者への寄付や、「五合庵護持、御奉賛のご案内」という大きな看板も出ていました。
五合庵の管理維持も大変な情況のようです。

→ 写真 良寛06 五合庵
それにしても、こんなに開放的に公開されているのに、最近多くなっている仏像窃盗などに遭わずにおれるのも、良寛さんの威徳のおかげかもしれないと念ったりもしています。泥棒がきても、良寛さんは、知らんふりして持って行かせるのでしょうか・・・
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2016年12月06日
『 杜若汝が面目を恋忍ぶ 』フォト旅日記rk0602
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11月23日午前中、善通寺にお参りして、午後には倉敷市に移動、玉島の円通寺を訪問しました。
良寛さんに巡り逢って、はじめての足跡辿りをしたところです。10年近くも前のことでしょうか・・・
夕方近くに、円通寺に着きました。
久しぶりの若い良寛さんとの再会に、こころがすこし熱くなりました。
参道で、和装の女性たち、紅葉と返り花の杜若に迎えてもらいました。
自分まで返り花を咲かせたような好い気分・・・
そして、修業時代の青年良寛さんの托鉢像。
以下、
★★★ 旅日記rm23『 円通寺 倉敷市 その01 カキツバタ 』 への交心です。 ★★★

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杜若汝が面目を恋忍ぶ
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けんけんさん、
良寛さんのおもてなしとはありがたいことです。
そう念うと、そう思えてくるから不思議です。生来淡泊人間ですから、暗示に単純に乗りかかってしまうんですよ。おかげで、老境も極楽とんぼでHappyです。
> 僧の声障子の内に杜若 有川 淳子
それにしてもけんけんさん、あらゆる分野のことによく精通されていますね。ほんとうに感銘しています。晩生の好奇心に火をつけてもらって、言葉あそびに弾みがつきます。
感謝!
それにしても淳子さんの句、妖しい気配ですね。
淳子さんを全く知らないのですけれど、僧と杜若と取り合わせが、障子を挟んで、物語を生みそうですね。
情況もあいまいで空想を呼びます。
縁側に立って、僧が座敷に向かってそっと声をかける。内から返答はない。ちょっと来るのが早すぎたか・・・座敷には杜若が活けてある。
しばらくして、清楚な女人が障子を開き、縁側から僧を招き入れる・・・
> 万葉集10-1986 吾のみやかく恋すらむかきつはたにつらふ妹はいかにかあるらむ よみ人しらず
杜若は美しい女人の喩えですから、万葉集で検索してみました。
やっぱり恋歌ですね。
貞心尼さんも、きっと、杜若のような佳人だったのでしょうね。
でも、文学少女で、すこし時代を超越した風雅を好む女人でした。魂を投げ出して、貞心尼さんの方から良寛さんへの押しかけ弟子入りを実現したのです。
全受容の良寛さんも引いてしまうくらいのパッションを炸裂させたようです。
その風に煽られて良寛さんの命も解き放たれ、至福の遊行を三昧するのでした。
般若の知恵の地平で、良寛さんと貞心尼さんは魂の交わりを現成したのです。
杜若汝が面目を恋忍ぶ 仁
吾が面目は早芋の露
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★★★ フォト旅日記rk03『 善通寺 11月23日 その01 済世橋 』 へどうぞ!!! ★★★
★★★ 良寛さんの旅日記rp2701『 身にしむやインナーチャイルドわれに棲む 』 へどうぞ!!! ★★★
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2016年10月29日
『 身にしむやインナーチャイルドわれに棲む 』良寛さんの旅日記rp2701
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身にしむやインナーチャイルドわれに棲む
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研人さん、
> 栄蔵少年の気持ち、恐怖と不安・・・
気になりますね。
ただ、はっきりしているのは、栄蔵少年が読書熱中少年だったことでしょうか・・・
それは、言い換えれば、<私は何?>を問うことが、良寛さんの初心だったといえるのかもしれません。
<私はどこから来たのか><私はどこにいるのか><私はどこへ行くのか>
良寛さんの読書三昧はその答を求めつづけるものだったのでしょう。
> 良寛の詩 「一思少年時」
一思少年時
読書在空堂
燈火数添油
未厭冬夜長
【 仁訳 】
少年時の在りし日のことをふと想い出すよ。
何にもないがらんどうの部屋でよく本を読んだものだ。
気がつくと灯明の灯が消えている。
何度油を注いで灯をつけ足したことだろうね。
そんなに夢中になって過ごした長い長い冬の夜を、
一度だって嫌だとか苦しいとか厭ったことはないんだよ。
そして良寛さんの半生は<独りあそび>三昧だったのでしょう。
> 良寛歌1112 いついつと待ちにし人は来りけり今はあひ見て何か思はむ
良寛さんはインナーチャイルドとして少年栄蔵を抱きつづけてきましたけれど、栄蔵少年を栄蔵少年のままで外部に解放することができた地平が解放された良寛さんの実存だったのでしょう。貞心尼さんとの巡り愛の世界が良寛さんの悟りの地平、恋知の完成だったのでしょう。空即是色の恋知の時空です。
ここは、一休さんと森女さんのめぐり愛の地平、恋弥勒の時空と同じ位にあると念います。妙適清浄句、是菩薩位の位相です。
また、性癖の観念遊びをしてしまいましたが、笑って、ご寛容ください。
良寛さんの足跡辿りの旅をしながら、言葉遊びに耽っていますので、足跡の記憶は、鮮明に残らないんです。
旅に在りめぐるは内部ほととぎす草 仁
こころはここに在らざるごとし
旅に戻ります。
良寛さんの出生も少年期も、あまり記録が残っていないそうで、謎も多いようですけれど、評者には、「幼にして群れせず」とか「幼にして常人と異なる」と表されたりしています。有名になってからの風変わりの姿を少年期にも反映させたのでしょうけれど・・・
幼名は栄蔵ですが、字は「曲」まがりだそうです。
父の以南さんがつけたのでしょうか、曰わく因縁もありそうで、おもしろいですね・・・
出雲崎の名主の長男として生まれたのですから、名主を継承する者として教育されてきたのでしょう。父以南も、実は、曲者だったようです。蕉門の俳人であり、また勤王の志士でもあったようですから。名家橘屋も衰退の途にあったようです。
良寛さんのその父以南との関係も複雑なものがあったようです。「・・・ようです」ばかりの謎ですけれど・・・
海辺の岩場に坐る栄蔵少年も、その謎を引きずっているのでしょうか・・・
ある日父に叱られた栄蔵少年は、怒る父の顔を、上目遣いに、じっと、睨みつけていました。なぜ怒られているのか理解できなかったのか、あるいは、父に対する不信や拒否の心を持っていたのかもしれません。以南さんも戸惑ったようですけれど、「親を睨むと鰈になるぞ」と脅して、宥めました。そのあと栄蔵少年は海辺へ走りました。岩場に屈んで、顔を海に映します。
栄蔵少年を「恐怖と不安」が襲ったのでした。「カレイになる」。そして、じっと、自分がカレイになるのを待ちつづけました。
夕暮れて心配した母が迎えに来ました。
「カレイになったら、ぼくは、海に入らなければならないんだ」と栄蔵少年は母にいいました。
栄蔵少年は、疑うということを知らず、何ごとも真に受けてしまう少年でした。
しかし、また、「群れず」の曲がり者でもあったのです。
当時も今も、祭りは、子どもたちにとっても楽しみの場です。読書ばかりで家に閉じこもっている栄蔵少年を心配して、盆踊りの夕べ、遊んでくるように栄蔵少年に勧めましたが、遊びに行った振りをして、庭の石燈籠の陰で読書をしていたといいます。
熱中少年だったのですね。
> 行灯の前に読書する図に
良寛歌0869 世の中にまじらぬとにはあらねどもひとり遊びぞわれはまされる
「群れず」の良寛さんは「独りあそび」の良寛さんだったんですね。
身にしむやインナーチャイルドわれに棲む 仁
されど凡愚は半端のままよ
大人世界に馴染めなかったぼくの半生も、やはりアスペルガー症候群の傾向にあったのではないかと思うことがあります。あるいは良寛さんにもそのような側面があったのかもしれないと思ったりもしますけれど・・・
うたがうも受け容れておる返り花 仁
ただ選ばずの天に任せて
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