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2010年10月13日

良寛の詩『犬質羊性』10p1011

★。・。・゜♪゜・。・。★ 良寛の詩 ★。・。・゜♪゜・。・。★





★ 良寛の詩『犬質羊性』10p1011

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 犬質羊性 何ぞ任に堪へん
 寤寐(ごび)これを思ひ 涙空しく下る   良寛


――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――




 ※ 犬質羊性=犬や羊に例えてつまらない人間のことを指す。
 ※ 寤寐(ごび)=寝ている時も覚めている時も


 あちらこちら寺を訪ね歩いて来たけれど
 どこもここも現世の利益にしがみついたつまらない坊主ばかりだった。
 これから先誰が仏の道を受け継いでいくのだろうか。
 幕府の手先になって農民を苦しめる坊主どもに怒りが収まらないね。
 それを思うと寝ても覚めても止めどなく涙がこぼれ落ちてくるよ。



 【 資料 良寛 】
 。。。
 仏祖の法燈ようやくまさに滅せんとす
 誰ありてか焔をつぐ和尚の社
 犬質羊性何ぞ任に堪えん
 寤寐之を思うて涙空しく下る
 。。。



 
秋の暮われも同じか犬羊   仁



 
夜寒さやせめて心は離俗せん   仁







★★★ 『 時は今己に在りき秋日和 』 ★ 交心俳句10p101101 より転載 ★★★







★。・。・゜♪゜・。・。★ そのまんま575で交心 ★。・。・゜♪゜・。・。★



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