スポンサーサイト

上記の広告は2週間以上更新のないブログに表示されています。 新しい記事を書くことで広告が消せます。  

Posted by スポンサー広告 at

2010年10月31日

いにしへにありけむ人の求めてし道を求めむ




★。・。・゜♪゜・。・。★ 良寛の歌 ★。・。・゜♪゜・。・。★






★ 良寛の歌1133

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

いにしへにありけむ人の求めてし道を求めむをぢなけれども

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――




昔はこの寺にもいたという
 古道を守ってきた住職さんたちの
 求め生きてきた道を
 わたしは愚かな身ではあるけれど、
 尋ね、求めていくことにしよう。

 ※ 「をぢなけり」は、愚かで拙いこと。



 述懐の歌
 1130 いそのかみ古のふる道さながらにみ草ふみわけゆく人なしに   良寛
 吉野082


★★★ 『 ひょっこりとはぐれじゃがいも芽を出しぬ 』 ★ 交心俳句10t060501へどうぞ!!! ★★★


 1131
 吉野083 ますらをの踏みけむ世々の古道は荒れにけるかも行く人なしに   良寛


 1132 いにしへの人の踏みけむ古道は荒れにけるかも行く人なしに   良寛




★★★ 『 いそのかみ古のふる道さながらにみ草ふみわけゆく人なしに 』 ★ 良寛の歌1130z100605 へどうぞ!!! ★★★




 
よ~らよ~ら凡愚の径にも秋の風   仁


 凡愚なるも秋風古人と遊ばする   仁


 来る人もなき遊行みち秋深む   仁


 秋の暮行く人もなき遊行時空   仁


 草の花吾とも荘厳し給いき   仁



★★★ 『 紅葉も幸運もはや素通りか 』 ★ 交心俳句10p102506 へどうぞ!!! ★★★





★。・。・゜♪゜・。・。★ そのまんま575で交心 ★。・。・゜♪゜・。・。★



★★★ 『 今日のそのまんま575で交心 10年10月 25日 』 十八を秋の湯舟に花咲かす へどうぞ!!! ★★★


★★★ 『 掌の皺にも名在り星月夜 』 ★ 交心俳句10p102301 へどうぞ!!! ★★★


★★★ 良寛の歌0342『 柴の庵をうち出て見ればみ林の梢もりくる月の清さよ 』10p101901 へどうぞ!!! ★★★



★。・。・゜♪゜・。・。★ リンク ★。・。・゜♪゜・。・。★




  


Posted by 青柳仁 at 13:39Comments(0)良寛さんの歌を遊ぶ

2010年10月25日

いそのかみ古のふる道さながらにみ草ふみわけゆく人




★。・。・゜♪゜・。・。★ 良寛の歌 ★。・。・゜♪゜・。・。★






★ 良寛の歌1130z100605

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

いそのかみ古のふる道さながらにみ草ふみわけゆく人なしに

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――






 述懐の歌
 1130 いそのかみ古のふる道さながらにみ草ふみわけゆく人なしに   良寛
 吉野082



 古人たちが求め、創りだしてきた人としての道、
 守り継がれてきた古道も
 この頃は廃れてきているようだね。
 わたしはもう人が通らなくなったこの古道を
 草踏みわけ踏みわけ、独り、歩いていくよ。



 1131
 吉野083 ますらをの踏みけむ世々の古道は荒れにけるかも行く人なしに   良寛



 1132 いにしへの人の踏みけむ古道は荒れにけるかも行く人なしに   良寛


 1133 いにしへにありけむ人の求めてし道を求めむをぢなけれども   良寛


 古道も新道もなく夕焼ける   仁


 明日は夕方より高校のクラス会です。
 玉名市で一泊。高瀬川菖蒲園がもういい頃でしょうから少し早めに出て菖蒲を見てきます。翌日はゴルフ。老仁は勝負事はしないので、独りで、玉名のどこかを散策して帰ります。酒も飲まず、ゴルフもしないのに、よくクラス会に参加するようになったものだと、変化に驚いています。
 良寛さんは好奇心旺盛だから、喜んで、ゴルフでもするんでしょうか・・・


 世間並みのおつき合いなく老の夏   仁



★★★ 『 ひょっこりとはぐれじゃがいも芽を出しぬ 』 ★ 交心俳句10t060501より転載。 へどうぞ!!! ★★★






★。・。・゜♪゜・。・。★ そのまんま575で交心 ★。・。・゜♪゜・。・。★



★★★ ぜろから交心10p102401★『 18を秋の湯舟に花咲かす 』 へどうぞ!!! ★★★
 

★★★ そのまんま575で交心10t060305★『 カタバミを愛おしむ吾を愛おしむ 』 へどうぞ!!! ★★★




★。・。・゜♪゜・。・。★ リンク ★。・。・゜♪゜・。・。★





  


Posted by 青柳仁 at 19:20Comments(0)良寛さんの歌を遊ぶ

2010年10月25日

たれにしも浮世の外と思ふらむ隅なき月のかげを





★。・。・゜♪゜・。・。★ 良寛の歌 ★。・。・゜♪゜・。・。★






★ 良寛の歌0330

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

たれにしも浮世の外と思ふらむ隅なき月のかげを眺めて

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――




 ※ 「誰しものつもりか」とあるが、垂れこめて、もの思いに沈んでいた人にもの意ならん。 。。。渡辺秀英註


 どんなにつらいことがあっても
 心はいつでもこの世の外に在って、
 命のまんまに自由を生きているんだと思うことができるよ。
 こんなにも清澄な月を眺めていると、
 生きていることをただただ喜ぶ心をしみじみ感じるね。



 0329 思ふどち門田の畔に円居して夜はあかしなむ月の清きに   良寛


 0331 名にしおふ今宵の月をわが庵に都の君と眺むらむとは   良寛

 名にしおふ今宵の月を我庵に都の人とむかふ隈なさ   良寛


 0332 旅衣さびしき深き山里に雲居同じき月を見るかな   良寛


★★★ 『 楽々も苦々も平常秋の雨 』 ★ 交心俳句10q092101 へどうぞ!!! ★★★




 唐突に逝く人ありぬ月の影   仁


 月清し命愛しむ君の日々   仁


 月澄むやかわせみもきみも在るごとし   仁


 君もまた雲間に月を見てをるや   仁




★★★ 『 掌の皺にも名在り星月夜 』 ★ 交心俳句10p102301 へどうぞ!!! ★★★






★。・。・゜♪゜・。・。★ そのまんま575で交心 ★。・。・゜♪゜・。・。★



  


Posted by 青柳仁 at 15:06Comments(0)良寛さんの歌を遊ぶ

2010年10月25日

さすたけの君と語りし秋のゆうべはあらたまの年は経れども忘られ




★。・。・゜♪゜・。・。★ 良寛の歌 ★。・。・゜♪゜・。・。★





★ 良寛の歌1200

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――


さすたけの 君と語りし 秋のゆうべは あらたまの 年は経れども 忘られなくに


――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――




 君と語り、酒を酌み交わし、
 歌を詠み合った秋の夕べのことは
 どんなに時が過ぎ去っても忘れられるものじゃないね。
 わたしがいなくなっても、あなたがいなくなっても、
 どちらかの心に残りつづけ、想い出されていくだろうね。



 秋深むつくづくかたる友あらめ   仁


 ひとり遊び念念増ゆる深む秋   仁


 秋闌けるわするることも苦にならず   仁






★。・。・゜♪゜・。・。★ そのまんま575で交心 ★。・。・゜♪゜・。・。★



★★★ 遊行俳句で交心10p101901★『 星下りて虫と戯る花野かな 』 へどうぞ!!! ★★★



★★★ 『 今日のそのまんま575で交心 10年10月 24日 』 月影にひそかにうつせきみが笑み へどうぞ!!! ★★★




★★★ 『 掌の皺にも名在り星月夜 』 ★ 交心俳句10p102301 へどうぞ!!! ★★★




★。・。・゜♪゜・。・。★ リンク ★。・。・゜♪゜・。・。★


  


Posted by 青柳仁 at 13:53Comments(0)良寛さんの歌を遊ぶ

2010年10月21日

秋の夜の月の光を見るごとに心もしぬにいにし



★。・。・゜♪゜・。・。★ 良寛の歌交心 ★。・。・゜♪゜・。・。★





★ 良寛の歌交心0361z080924

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

秋の夜の月の光を見るごとに心もしぬにいにし思ほゆ

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――




 花呼さんより、 『 虫の目で君と眺めし寝待ち月 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
 花呼さん、いつもあい風ありがとうございます。
 今朝のあい風、しみじみ心に沁みますね。


 0361 秋の夜の月の光を見るごとに心もしぬにいにし思ほゆ   良寛


 良寛さんの心のありようも深さも、本当にはかり知ることができるものではありませんけれど、貧しい仁の心にも、素直に、清らかに、入ってきてくれます。
 その心の少しでも、仁の中で活きて、心がやわらかく、やさしくなっていけばいいのですけれど。


 ふぅやふぅ心もしぬに月の影   仁





 。。。 ≪ 花呼さん、おはようございます。
 お母さんの月命日なんですね。仁の母の命日も今なんですよ。
 彼岸花の度に想起します。
 筑後も曇りですけれど、すそしすずしくなりそうです。
 今日は、また、小学校の時の同窓会です。5年に一度。同窓会など出たことのない仁が、最近は、参加するようになっています。すこしずつ丸くなっていくのでしょうね。


 秋の夜の 月の光を 見るごとに 心もしぬに 古へ思ほゆ   良寛


 良寛さんの愛語の大本になるお話しなのでしょうね。
 仁は詳しくは知らなかったので、検索してみました。本当に、良寛さんの心を読むようです。『 月の兎 』が愛語の大本として、確かに、心に入りました。
 ありがとうございます。



 あわれ吾月の兎の心忍ぶ ≫ 。。。







★ 交心俳句 141z01z080924

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

あわれ吾月の兎の心忍ぶ

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――




★★★ 『 あわれ吾月の兎の心忍ぶ 』 ★ 交心俳句 14101z080924 へどうぞ!!! ★★★




★ 。・。・゜♪゜・。・。★  資 料  ★ 。・。・゜♪゜・。・。★


 良寛長歌 『 月の兎 』


 石の上 古にしみ世に 有と云う。 猿と兎と狐とが 友を結びて 朝には 野山に游び 夕べには 林に帰り かくしつつ 年の経ぬれば 久方の 天の帝の聴きまして 其れが実を 知らむとて 翁となりて そが許に よろぼひ行きて 申すらく 

 汝等たぐひを 異にして 同じ心に 遊ぶてふ 信と聞しが 如あらば 翁が飢えを 救へとて 杖を投て 息ひしに 

 やすきこととて ややありて 猿はうしろの 林より 菓を拾ひて 来りたり 
 狐は前の 河原より 魚をくはへて 与へたり。 
 兎)はあたりに 飛び飛べど 何もものせで ありければ 兎は心 異なりと 詈りければ はかなしや 兎計りて 申うすらく 猿は柴を 刈りて来よ 狐は之を 焼きて給べ 言ふが如に 為ければ 烱の中に 身を投げて 知らぬ翁に 与けり。 

 翁は是を 見よりも 心もしぬに 久方の 天を仰ぎて うち泣て 土に僵りて ややありて 胸打ち叩き 申うすらく 
 汝等みたりの 友だちは いづれ劣ると なけれども 兎は殊に やさしとて 骸を抱へて 久方の 月の宮にぞ 葬ける 
 今の世までも 語り継ぎ 月の兎と 言ふことは 是が由にて ありけると 聞く吾さへも 白たえの 衣の袂は とほりてぬれぬ。




 
★゜。・。・゜♪゜・。・。★ そのまんま575で交心 ★ 。・。・゜♪゜。・。・゜★



★★★ 交心俳句 14501z080927『 月に澄む心はこびぬ独りの夜 』 へどうぞ!!! ★★★



★★★ 良寛の歌0342『 柴の庵をうち出て見ればみ林の梢もりくる月の清さよ 』10p101901 へどうぞ!!! ★★★



★★★ 『 シクラメン琥珀に負けず惚れ込まん 』 ★ 交心俳句10p102002 へどうぞ!!! ★★★




★ 。・。・゜♪゜・。・。★ リンク ★ 。・。・゜♪゜・。・。★




  


Posted by 青柳仁 at 22:46Comments(0)良寛さんの歌を遊ぶ

2010年10月21日

よみの光を待ちて帰りませ山路は栗の毬のおほきに


★。・。・゜♪゜・。・。★ 良寛の歌交心 ★。・。・゜♪゜・。・。★








★ 良寛の歌0324z081014

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

月よみの光を待ちて帰りませ山路は栗の毬のおほきに

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――




 > 0324 月よみの光を待ちてかへりませ山路は栗のいがの多きに   良寛

 > 0325月よみの光を待ちて帰りませ山路は栗の毬のおつれば   良寛

 > 0326 月よみの光を待ちて帰りませ君が家路は遠からなくに   良寛



同じことを詠った歌だと思います。
 つい最近新潟新報に載った歌で、交心俳句に書きましたので、そこへワープしてみませんか。仁流の解釈を書いています。

★★★ 『 月のみの友にありせど月の君 』 ★ 交心俳句 15101 へどうぞ!!! ★★★


 ・・・ 俳諧を踏まえた栗名月の歌と読むこともできよう。 ・・・
 良寛さんは無頓着、自在な人ですから、同じ想の歌や俳句を、その場その場で、臨機応変に作り、書にしたり、手紙に書いたりするんです。形式にもしきたりにも拘らないおおらかさが良寛さんの良寛さんらしいところなんですよ。
 ところがどっこい、良寛さんは、最高クラスの禅僧ですから、学識は深い。至る所に、その学識が潜んでいるんです。無知仁のはかり知ることのできない世界です。
 何気ない言葉に、深い禅道の教えが潜んでいたり、万葉以来の本歌取りがあったり、俳諧のもじりがあったりするんです。
 愚仁は学者じゃないし、俳人でも歌人でもない、ただの凡仁ですから、凡仁流に楽しむだけです。語り合いの楽しみとして読んでくださいね。

 いつ詠われた歌なのか制作日がわかりません。
 だから、解釈は自由にできるし、読み込みも、自分流でもいいと思いますよ。作品は、作品となったときから、独立した存在になりますからね。作者の意図だって越えることもあるんです。

 「山路は栗のいがの多きに」と「君が家路は 遠からなくに」の違いが、即興性を楽しんでいるところもありますよね。
 まだ月が低いときに帰ると、夜道は暗くて、危ないよ。帰り道の山路は、栗林もあって、毬が道に散らばっているからね。それより、この十三夜がもっと高くなって、昼間のように明るくなるのを待ってお帰りなさい。それまで、さぁ、呑んで、この名月について詩歌を読み、語り合おうよ。
 月見をしに、定珍さんが、お酒も下げて、草庵まで遊びに来たんでしょう。良寛さんの草庵の近くに、月見坂もあって、名所にもなっているそうですから、栗名月の歌なんでしょうね。


 ええ、吉行淳之介さんなら、洗練された話術と振る舞いと好色の技で、「石を生む女」も「食えぬ女」も、上手く料理してくれますよ。老いぼれでくの坊仁では、花呼さんを料理することなどできません。切りたくって、お膳にも出せないものにしてしまいます、というほどの語りです。

 でも、食材がいいから、荒料理でも、美味しい物に仕上がるかもしれませんね。
 そんな楽しみも、すこしずつできるようになればいいですね。


 十六夜の月にマントラもらいけり





★。・。・゜♪゜・。・。★ そのまんま575で交心 ★。・。・゜♪゜・。・。★




★★★ 遊行俳句で交心10p102102★『 まだまだの径にほんのり草もみじ 』 へどうぞ!!! ★★★



★★★ 『 今日のそのまんま575で交心 10年10月 21日 』 紅葉の心浮かする便り来ぬ へどうぞ!!! ★★★



★★★ 『 シクラメン琥珀に負けず惚れ込まん 』 ★ 交心俳句10p102002 へどうぞ!!! ★★★



★★★ 妄恋106z04z081004 『 観音を抱いて至福の夜長かな 』 へどうぞ!!! ★★★




★。・。・゜♪゜・。・。★ リンク ★。・。・゜♪゜・。・。★



  


Posted by 青柳仁 at 16:28Comments(0)良寛さんの歌を遊ぶ

2010年10月21日

柴の庵をうち出て見ればみ林の梢もりくる月の清さよ




★。・。・゜♪゜・。・。★ 良寛の歌交心 ★。・。・゜♪゜・。・。★






★ 良寛の歌0342z101901

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

柴の庵をうち出て見ればみ林の梢もりくる月の清さよ

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――




 一人住まいの粗末な庵だけれど、
 その柴の戸を出て、外を眺めると、
 暗くつづく社の林の梢から
 月の光が漏れ落ちてくるよ。
 その月の光の清浄さに心も澄んでくるよ。



 0341 あしひきの国上の山の松かげにあらはれいづる月のさやけさ   良寛


 0343 秋の野のみ草刈り敷きひさかたのこよひの月を更くるまで見む   良寛


 0344 住めばまた心おかれぬ宿もがな仮の篠屋の秋の夜の月   良寛



 いよいよに雲間をわたる月清し   仁


 松に腰かけて月待つ君の影   仁


 十三夜その待つ心ただならず   仁


 四畳半菜園に見ん今日の月   仁



★★★ 『 粧いし山になぞらえ色づかす 』 ★ 交心俳句10p101901 へどうぞ!!! ★★★






★。・。・゜♪゜・。・。★ そのまんま575で交心 ★。・。・゜♪゜・。・。★



★★★ 遊行俳句で交心10p101901★『 星下りて虫と戯る花野かな 』 へどうぞ!!! ★★★



★★★ 『 今日のそのまんま575で交心 10年10月 19日 』 死ぬるまで花にくるうて花野に逝く へどうぞ!!! ★★★


★★★ 『 五合庵秋は心のビタミン愛 』 ★ 交心俳句10p101801 へどうぞ!!! ★★★



★。・。・゜♪゜・。・。★ リンク ★。・。・゜♪゜・。・。★




  


Posted by 青柳仁 at 13:25Comments(0)良寛さんの歌を遊ぶ

2010年10月21日

あしひきの黒坂山の木の間よりもりくる月の影の

★。・。・゜♪゜・。・。★ 良寛の歌 ★。・。・゜♪゜・。・。★






★ 良寛の歌0346z10p102001

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――


 黒坂山の麓に宿りて
 あしひきの黒坂山の木の間よりもりくる月の影のさやけさ


――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――
 




 黒坂山の
 木の間を漏れてくる
 月の光のさやけさが
 なんとも心地いいね。
 世事も忘れて心が澄んでくるよ。


 ※ 黒坂山は三島郡和島村上桐の東にある山です。
 親友の小黒小兵衛家で歓談しながら詠んだ歌。347もつづけて詠んでいます。


 0347 あしひきの黒坂山の木の間よりもりくる月をよもすがら見む   良寛


 0345 ひさかたの月の光のきよければ照らしぬきけり唐も大和も   良寛



 いわれなく心弾みぬ月の影   仁


 よもすがら月に身あずけ遊びけむ   仁


 今日の月越後も筑後も渡りけり   仁


 今夜は十三夜ですけれど、雲の中ですね。
 越後も同じようですね。月のところだけがぼーっと明るいですね。予報では雨でしたけれど、まだ落ちてきてはいません。


 迷わずに心に観ませ後の月   仁



★★★ 『 シクラメン琥珀に負けず惚れ込まん 』 ★ 交心俳句10p102002 へどうぞ!!! ★★★






★。・。・゜♪゜・。・。★ そのまんま575で交心 ★。・。・゜♪゜・。・。★



★★★ 遊行俳句で交心10p101901★『 星下りて虫と戯る花野かな 』 へどうぞ!!! ★★★


★★★ 『 粧いし山になぞらえ色づかす 』 ★ 交心俳句10p101901 へどうぞ!!! ★★★


★★★ 『 今日のそのまんま575で交心 10年10月 21日 』 紅葉の心浮かする便り来ぬ へどうぞ!!! ★★★



★。・。・゜♪゜・。・。★ リンク ★。・。・゜♪゜・。・。★




  
タグ :後の月


Posted by 青柳仁 at 12:52Comments(0)良寛さんの歌を遊ぶ

2010年10月18日

山奥に見てすて帰るうすもみぢわれを思はむ



★。・。・゜♪゜・。・。★ 良寛の歌 ★。・。・゜♪゜・。・。★





★ 良寛の歌0501z101016

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

山奥に見てすて帰るうすもみぢわれを思はむ浅き心を

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――



 山奥で色づきはじめた薄紅葉を見て、
 喜んだけれど、
 そのまんま喜びを告げもせず帰ってきてしまったよ。
 そんなわたしを、薄紅葉さんは、つれないやつだと思っていることだろうね。
 心はその時その時ちゃんとあるがまんまに交心しておかないといけないね。


 「白露はことに置かぬをいかなれば淡く濃く染む山のもみじ葉」と由之の問へるにこたへて
 0500 置く露に心はなきをもみじ葉の淡きも濃きもおのがさまざま   良寛



 0504 秋山は色づきぬらしこの頃の朝けの風の寒くなりせば   良寛


  心今開き交わさん薄紅葉   仁


 濃きは濃く薄きは薄く紅葉山   仁


  良寛の待ち来し紅葉色づくや   仁





★。・。・゜♪゜・。・。★ そのまんま575で交心 ★。・。・゜♪゜・。・。★



★★★ 『 夢現恍惚たりし宵の秋 』 ★ 交心俳句10p101501 へどうぞ!!! ★★★


★★★ TAO交心10q093004★『 絮の飛ぶ人間だものと笑えかし 』 へどうぞ!!! ★★★



★。・。・゜♪゜・。・。★ リンク ★。・。・゜♪゜・。・。★





  
タグ :薄紅葉紅葉


Posted by 青柳仁 at 14:45Comments(0)良寛さんの歌を遊ぶ

2010年10月18日

良寛の詩『迷悟は到らず』




★。・。・゜♪゜・。・。★ 良寛の詩 ★。・。・゜♪゜・。・。★





★ 良寛の詩『迷悟は到らず』10p1015

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――


迷悟は到らず 未生の地に本来無物
いづれの劫にか逢はむ


――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――




 生まれる前には迷いも悟りもないんだよ。
 生まれる前には誰も同じで無一物なんだ。
 けれどその無一物という生まれる前の境地に至るには
 あとどれほど精進すればいいのだろうね。
 そんな無一物の人と巡り会って交心できたらHappyだろうね・・・



 拘りも捨てず無罣礙秋の暮   仁


 凡は凡そのままよかれ草の花   仁





★。・。・゜♪゜・。・。★ そのまんま575で交心 ★。・。・゜♪゜・。・。★



★★★ 遊行俳句で交心10w040203★『 福寿草大地の愛の尽きるなし 』 へどうぞ!!! ★★★



★★★ 『 薄紅葉笑みが明日を光らせる 』 ★ 交心俳句10p101401 へどうぞ!!! ★★★



★★★ 『 霧の夜バイク少年懐かしき 』 ★ ネット吟行10p101401 へどうぞ!!! ★★★



★★★ 良寛の詩『 犬質羊性 』10p1011 へどうぞ!!! ★★★
 



★。・。・゜♪゜・。・。★ リンク ★。・。・゜♪゜・。・。★





  


2010年10月17日

秋萩の花咲く頃は来て見ませ命またくば共にかざ



★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 良寛の歌と遊ぶ ★ 。・。・゜♪゜・。・。★






★ 良寛の歌0420

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

秋萩の花咲く頃は来て見ませ命またくば共にかざさむ

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――



 > 余白にも 心あやなす 秋のあり


 余白に、空きのあり、とはしゃれましたね。
 空き巣狙いにご用心。
 ご用仁、空き巣となって、忍び込む。
 けれど、ドジ仁、ドジふんで、御用とはなってしまいけり。御用仁。

 その心の余白に、
 どんな心の彩を織り込んでいきましょうか・・・


 余白には妄恋織り込む秋ならめ


 > 此処感覚は、日本人だから?

 でしょうね、日本人固有のものでしょう。
 中国伝来でしょうけれど、今じゃぁ中国も極彩色のゴテゴテですからね。
 西洋の油絵じゃぁ、到底理解できないでしょう。余白の美は、論理じゃありませんからね。西洋人のように論理で理解しようとしても徒労でしょう。

 空即是色です。


 西洋人は、所有してナンボ。
 日本人は、捨ててナンボ。

 価値観が真逆なんですよ。

 イエスさんは、ほんとうは日本人なのかもしれない。
 <貧しき者は幸せだよ>
 そういっていますからね。
 <野の花を見よ>
 これなんぞ、良寛さんですからね。


 花呼さんは、どっちタイプ?
 モンローさん?
 小野小町さん?




 > 老いの身と 言いつ花添え 秋の山


 老いらくは枯れ木に花を咲かせ爺   仁


 墓場に近き老いらくの、恋は怖るる何ものもなし   川田順


 すごい先輩がいるものですよね。
 それにお伴する女人もすごい。
 良寛さんもすごいけれど、
 やっぱりもっと凄いのは、貞心尼さん。



 > にこやかに老人だよと花めでる
         怪しき色香振りまきながら



 花愛でる心の内ぞ妖しかれ老いれば老いるほど狂おしき


 秋萩の花咲く頃は来て見ませ 命またくば共にかざさん   良寛


 わたしの命があったら、また、涼しくなって、秋の萩の花が咲く頃いらっしゃい。
 萩の一枝を折って、いっしょに花を愛で、法を語り明かそうね。


 美しい師と愛弟子の死の間際の語り愛です。
 最高の法愛が語られます。

 なのに、瘋癲老仁は、法がわからないから、
 良寛さんの法悦もわからず、悦だけを感じとってしまうのでした。
 貞心尼さんと愛し合って、恍惚と至福の時を流離っている良寛さんが幻えてくるのです。
 

 萩の花を折り採ることは、
 万葉の世界では、女人を愛することを意味していました。
 良寛さんは、法悦の本当の法悦を生きたのだと老仁は信じるのでした。
 その法悦を良寛さんに与えることのできた貞心尼さんは、すごい観音さんなのでしょうね。


 死ぬるまで花にくるうて花野に逝く





★ 妄恋賛歌11101

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

余白には妄恋織り込む秋ならめ

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――




 
★゜。・。・゜♪゜・。・。★ そのまんま575で交心 ★ 。・。・゜♪゜。・。・゜★



★★★ 『 待つ心潮の如し彼岸花 』 ★ 交心俳句 13801 へどうぞ!!! ★★★



★★★ 『 良寛も燃えることあり秋の山 』 ★ 交心俳句10p101601 へどうぞ!!! ★★★



★★★ 『 今日のそのまんま575で交心 10年10月 11日 』 台風の如く万葉迫り来る へどうぞ!!! ★★★



 
★゜。・。・゜♪゜・。・。★ リンク ★ 。・。・゜♪゜。・。・゜★



  


Posted by 青柳仁 at 20:14Comments(0)良寛さんの歌を遊ぶ

2010年10月15日

良寛の詩『 真を取れば真かへって妄なり 』10p101401

★。・。・゜♪゜・。・。★ 良寛の詩 ★。・。・゜♪゜・。・。★





★ 良寛の詩『 真を取れば真かへって妄なり 』

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――


 真を取れば 真かへって妄なり 
 妄と了せば 妄すなはち真なり


――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――




 真と思って信じてしまうと
 実はそれが妄であったということがよくあるね。
 それを妄だと理解していると、
 逆にそれが真であることもよくあるよ。
 真も妄も相対的なものだからね。


 十三夜真偽の軸に在らざりき   仁


 栗穿つ虫とも眺む後の月   仁



★★★ 『 稲穂波消えて筑後路白々す 』 ★ 交心俳句10p101301 へどうぞ!!! ★★★








★ 交心俳句10p101403

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

栗穿つ虫とも眺む後の月

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――







★。・。・゜♪゜・。・。★ 良寛の詩 ★。・。・゜♪゜・。・。★



★★★ 遊行俳句で交心10w040203★『 福寿草大地の愛の尽きるなし 』 へどうぞ!!! ★★★



★★★ 『 今日のそのまんま575で交心 10年10月 14日 』 霧の夜バイク少年懐かしき へどうぞ!!! ★★★




★。・。・゜♪゜・。・。★ リンク ★。・。・゜♪゜・。・。★


  
タグ :十三夜


2010年10月13日

良寛の詩『犬質羊性』10p1011

★。・。・゜♪゜・。・。★ 良寛の詩 ★。・。・゜♪゜・。・。★





★ 良寛の詩『犬質羊性』10p1011

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――


 犬質羊性 何ぞ任に堪へん
 寤寐(ごび)これを思ひ 涙空しく下る   良寛


――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――




 ※ 犬質羊性=犬や羊に例えてつまらない人間のことを指す。
 ※ 寤寐(ごび)=寝ている時も覚めている時も


 あちらこちら寺を訪ね歩いて来たけれど
 どこもここも現世の利益にしがみついたつまらない坊主ばかりだった。
 これから先誰が仏の道を受け継いでいくのだろうか。
 幕府の手先になって農民を苦しめる坊主どもに怒りが収まらないね。
 それを思うと寝ても覚めても止めどなく涙がこぼれ落ちてくるよ。



 【 資料 良寛 】
 。。。
 仏祖の法燈ようやくまさに滅せんとす
 誰ありてか焔をつぐ和尚の社
 犬質羊性何ぞ任に堪えん
 寤寐之を思うて涙空しく下る
 。。。



 
秋の暮われも同じか犬羊   仁



 
夜寒さやせめて心は離俗せん   仁







★★★ 『 時は今己に在りき秋日和 』 ★ 交心俳句10p101101 より転載 ★★★







★。・。・゜♪゜・。・。★ そのまんま575で交心 ★。・。・゜♪゜・。・。★



★★★ 『 今日のそのまんま575で交心 10年10月 11日 』 台風の如く万葉迫り来る へどうぞ!!! ★★★



★★★ 『 今日の出来事、雑談、交流広場 10年10月 11日 』   ☆☆☆   平城宮跡で「相撲節会」、勝者決まると舞を披露 へどうぞ!!! ★★★
 


★★★ 『 つれなくも食養生の身に夜寒 』 ★ 交心俳句10p101001 へどうぞ!!! ★★★




★。・。・゜♪゜・。・。★ リンク ★。・。・゜♪゜・。・。★




  


2010年10月10日

いつはとは時はあれども寂しさは虫の音も枯るしぐれする夜半




★。・。・゜♪゜・。・。★ 良寛の歌 ★。・。・゜♪゜・。・。★





★ 良寛の歌0495z100301

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

いつはとは時はあれども寂しさは虫の音も枯るしぐれする夜半

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――



 寂しい時はこんな時だよと
 定まった時というものがあるんだろうけれど、
 わたしがひとしお寂しさをつよく感じるのは
 もう虫も鳴かなくなった時雨する夜半なんだよ。
 虫の音にかわる雨の音がわが身の寂しさを思い知らせるようなんだ。



 0000 いつはとは時はあれども淋さびしさは虫の鳴く音に野辺の草花  良寛


 虫が鳴いているさなかに草の花を眺めている時がとりわけ寂しさを感じるという良寛さんがいます。そして、また、虫が鳴かなくなっても、とりわけ時雨の夜半には寂しさがつのってくるよ、といいます。時の移ろいが切なく、その中を生きているものたちへの慈しみが大きいのですね。小さな生きものたちにも良寛さんの慈しみは広がっているのです。


★★★ 『 十六夜や余事につかまり月見れず 』 ★ 交心俳句10q092401 へどうぞ!!! ★★★



 0498 はだ寒み秋も暮れぬと思ふかな虫の音も枯るしぐれする夜半   良寛


★★★ 『 紅葉の助走の里山歩きませ 』 ★ 交心俳句10p100202 へどうぞ!!! ★★★



 野辺の花虫しぐれまた星しぐれ   仁


 星明かりいざないの音のつづく野辺   仁


 鳴き尽くすまでを歓喜の虫の声   仁





★。・。・゜♪゜・。・。★ そのまんま575で交心 ★。・。・゜♪゜・。・。★



★★★ 『 稲雀雨の中にも群れてをる 』 ★ 交心俳句10p100301 へどうぞ!!! ★★★



★★★ 『 今日のそのまんま575で交心 10年10月 03日 』 10月の佳き日チュウさん良き笑顔 へどうぞ!!! ★★★
 


★★★ 『 今日の出来事、雑談、交流広場 10年10月 03日 』   ☆☆☆   制服も冬支度 県内中高、衣替え へどうぞ!!! ★★★
 



★。・。・゜♪゜・。・。★ リンク ★。・。・゜♪゜・。・。★





  


Posted by 青柳仁 at 17:57Comments(0)良寛さんの歌を遊ぶ

2010年10月03日

良寛俳句039わが宿へ連れて行きたし蓮に鳥



★。・。・゜♪゜・。・。★ 良寛俳句交心 ★。・。・゜♪゜・。・。★





  ★ 良寛俳句交心039

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

        わが宿へ連れて行きたし蓮に鳥

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――




 花呼さんより、 『 みちのくのねじ花くのじくのじかな 』 に良寛さんの句を寄せてもらいました。
 花呼さん、いつもありがとうございます。


★★★ 『 みちのくのねじ花くのじくのじかな 』 ★ ネット吟行 07401 へどうぞ!!! ♪♪♪
 


 039 わが宿へ 連れて行きたし 蓮に鳥  良寛


 求めよ、然らば、与えられん。

 心は自由です。
 イメージできることは、もう、得られたことになるのです。
 先ず、イメージせよ。

 イメージより、変われ。

 良寛さんの愛語は、心の世界ですから、目には見えないんですよね。
 大切なものは目には見えないんです。
 だから、心で観ましょうね。
 良いもの観ましょうね。

 すてきなイメージは、心を喜ばせるんです。
 すてきなイメージは、細胞を躍らせるんです。
 すてきなイメージを楽しみましょうね。


 良寛さんは、ひとり遊びの達人ですけれど、
 良寛さんは、すてきなイメージを観る達人だったのですね。

 イメージ遊びは、ひとり遊びです。
 イメージ遊びは、愛語遊びです。
 目では見えない世界を遊ぶんです。

 イメージ遊は、ひとり遊びだから、
 語り合いができるのです。
 イメージ遊びは、愛語遊びだから、
 言葉で共有できるのです。

 イメージ遊びを語り合えると楽しくなるでしょうね。
 
 

 龍もいる蓮の浄土を遊ばんか


★★★ 『 龍もいる蓮の浄土を遊ばんか 』 ★ 交心俳句06702z080801 ♪♪♪ 



 。。。 ≪ 花呼さん、おはようございます。
 美しい絵を見たり、何か感動をもらうと、そのままの心を大切にしたいと思いますよね。無欲無心の良寛さんさえ、持ち帰りたいと思うのでしょうね。それとも、これも何かの説法の意味が隠されているのでしょうか・・・。


 039 わが宿へ 連れて行きたし 蓮に鳥  良寛


 極楽の蓮と鳥は、良寛さんの心ですから、良寛さんの草庵にも、ちゃんとあるのですね。
 出会いや学びは、心の栄養ですから、心の世界では、いつでも想像できるし、また再現も、再創造もできるものです。心にあるから、いつでも、言葉で、表現できるし、再創造できるんです。句や歌や詩や書に、良寛さんは、自在に湧出させていくのですね。
 そして、その素直な心の表れは、わたしたちに、愛語として、伝わってくるのです。


 IMAGINE 幸せの世界を想像しようよ。
 IMAGINE 蓮と鳥の浄土を想像しようよ。
 IMAGINE 愛と光に満ちた世界を想像しようよ。

 IMAGINE 自然の恵みを想像しようよ。
 IMAGINE 命の歓喜を想像しようよ。



 歓喜する心ひろがる蓮の宿 ≫ 。。。





★★★ 『 みちのくのねじ花くのじくのじかな 』 ★ ネット吟行 07401 へどうぞ!!! ♪♪♪





  ★ 交心俳句 06701

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

         歓喜する心ひろがる蓮の宿

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――






★。・。・゜♪゜・。・。★ そのまんま575で交心 ★。・。・゜♪゜・。・。★



★★★ 良寛の歌交心0000p100201『心とや身は憂きものをきりぎりす誰れに負ほせて夜ただ鳴くらん』 へどうぞ!!! ★★★
♪♪♪ 



★★★ 『 紅葉の助走の里山歩きませ 』 ★ 交心俳句10p100202 へどうぞ!!! ★★★
 



★★★ 『 今日のそのまんま575で交心 10年09月 30日 』 翡翠になれば翡翠寄り来たる ♪♪♪ 



★。・。・゜♪゜・。・。★ リンク ★。・。・゜♪゜・。・。★



  


Posted by 青柳仁 at 16:05Comments(0)

2010年10月03日

心とや身は憂きものをきりぎりす誰れに負ほせて夜ただ鳴くらん




★。・。・゜♪゜・。・。★ 良寛の歌交心 ★。・。・゜♪゜・。・。★





★ 良寛の歌交心0000z100201

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

心とや身は憂きものをきりぎりす誰れに負ほせて夜ただ鳴くらん

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――





★。・。・゜♪゜・。・。★ 良寛の詩歌 ★。・。・゜♪゜・。・。★



 心とや身は憂きものをきりぎりす誰れに負ほせて夜ただ鳴くらん   良寛


 心というものはこんなにも切なく侘びしいものなんだよね。
 この現身もまたこんなにも辛く苦しいものなんだ。
 蟋蟀さんだって同じだろうに、
 その切なさ辛さを誰と分かち合って
 ただただ直向きに鳴き明かしているのだろうね・・・



 こおろぎのたゆまずりきまず鳴きあかす   仁


 吾に来てこおろぎ鳴けよ胸の内   仁


 よきことの時にありしよ虫の声   仁


 0492 秋もやや衣手さむくなりにけりつづれさせてふ虫の告ぐれば   良寛


 0495 いつはとは時はあれども寂しさは虫の音も枯るしぐれする夜半   良寛


 寂しい時はこんな時だよと
 定まった時というものがあるんだろうけれど、
 わたしがひとしお寂しさをつよく感じるのは
 もう虫も鳴かなくなった時雨する夜半なんだよ。
 虫の音にかわる雨の音がわが身の寂しさを思い知らせるようなんだ。


 今日も美味しいものを食べさせてもらうことができました。ありがとう。
 今日も深々と深呼吸をさせてもらうことができました。ありがとう。

 こおろぎさんもずっとおいしいものをいただき、草むらを喜んで飛びまわり、恋もして、幸せに息を引き取っていくのでしょうね。


 蟋蟀も吾も命を慈しむ   仁


 明日在れば明日を布施せん虫の声   仁





★。・。・゜♪゜・。・。★ そのまんま575で交心 ★。・。・゜♪゜・。・。★



★★★ 『 紅葉の助走の里山歩きませ 』 ★ 交心俳句10p100202 へどうぞ!!! ★★★



★★★ 良寛の歌交心038710p100101『秋山をわが過ぎくれば』 へどうぞ!!! ★★★



★★★ 『 今日のそのまんま575で交心 10年10月 02日 』 自ずから生まるる絵あれすみれの野 へどうぞ!!! ★★★
 



★。・。・゜♪゜・。・。★ リンク ★。・。・゜♪゜・。・。★




  


Posted by 青柳仁 at 12:56Comments(0)良寛さんの歌を遊ぶ

2010年10月03日

この岡の秋萩すすき手折りてむわが衣手に染まば染む




★。・。・゜♪゜・。・。★ 良寛の歌交心 ★。・。・゜♪゜・。・。★




★ 良寛の歌交心0403

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

この岡の秋萩すすき手折りてむわが衣手に染まば染むとも

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――



 この岡に萩や薄が生い茂っているよ。
 まさに秋まっ盛りだね。
 折り取って、心ゆくまでこの秋を慈しむよ。
 衣が萩や薄の色に染まり、香に染んだりしてもいい。
 束の間の秋だからね。


 0402 この岡の秋萩すすき手折りもて三世の仏にたてまつらばや   良寛


 0406 秋の野の萩の初花咲きにけり尾上の鹿の声まちがてに   良寛


 有則がもとにやどりて
 0407 わが宿の秋萩の花咲きにけり尾上の鹿はいまか鳴くらむ   良寛


★★★ 『 秋風の筑紫次郎やわが母郷 』 ★ 交心俳句10r083001 へどうぞ!!! ★★★



 「山かげの小道をくれば萩すすき花盛りなり君に見せばや」(定珍)の返し
 0408 露ながら手折りてぞ来し萩の花いつか忘れむ君が心を   良寛



 香に染まり色染まるまで萩の原   仁


 薄放り銀河の君に手向けせん   仁


 薄放り銀河の君に手向けせん   仁





★。・。・゜♪゜・。・。★ そのまんま575で交心 ★。・。・゜♪゜・。・。★



★★★ 『 レタス苗に棲むが詮なしバッタ獲る 』 ★ 交心俳句10p100101 へどうぞ!!! ★★★



★★★ TAO交心10q093004★『 絮の飛ぶ人間だものと笑えかし 』 へどうぞ!!! ★★★



★★★ 『 今日のそのまんま575で交心 10年09月 30日 』 翡翠になれば翡翠寄り来たる へどうぞ!!! ★★★




★。・。・゜♪゜・。・。★ リンク ★。・。・゜♪゜・。・。★



  
タグ :


Posted by 青柳仁 at 11:43Comments(0)良寛さんの歌を遊ぶ

2010年10月01日

良寛の歌交心0387秋山をわが過ぎくれば



★。・。・゜♪゜・。・。★ 良寛の歌交心 ★。・。・゜♪゜・。・。★





★ 良寛の歌交心0387

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――

良寛歌0387
秋山をわが過ぎくれば女郎花あしたの露にぬれつつ立てり

――☆★☆―――――――――――――――☆★☆――




 朝早くにわたしは秋の山を
 独りで越えて行ったんだ。
 その山路でね、朝露に濡れたまんまに
 女郎花が咲いていたよ。
 まるで私を待ち侘びている女人のようだったね・・・






 0385 秋山をわが越えくれば朝霧に濡れつつ立てり女郎花のはな   良寛


★★★ 『 紅葉の樹上で始原の人想う 』 ★ 交心俳句10q090702



 吉野152 秋山をわが越えくればたまほこの道も照るまで紅葉しにけり   良寛
 0515 秋山をわが越えくればたまぼこの道も照るまでもみぢしにけり   良寛


 五里霧中迷う山路の女郎花   仁


 行く人に紅葉明かりの山路かな   仁


 君といて深き溜息谷紅葉   仁





★。・。・゜♪゜・。・。★ そのまんま575で交心 ★。・。・゜♪゜・。・。★



★★★ 『 居ながらに紅葉の行脚楽しまむ 』 ★ 交心俳句10q093001 へどうぞ!!! ★★★



★★★ TAO交心10q093004★『 絮の飛ぶ人間だものと笑えかし 』 へどうぞ!!! ★★★



★★★ 『 今日のそのまんま575で交心 10年09月 30日 』 翡翠になれば翡翠寄り来たる へどうぞ!!! ★★★
 



★。・。・゜♪゜・。・。★ リンク ★。・。・゜♪゜・。・。★






  
タグ :女郎花


Posted by 青柳仁 at 16:07Comments(0)良寛さんの歌を遊ぶ