2015年12月03日
『 常不軽菩薩坐(いま)せり寒の月 』めぐり逢い良寛さんzk0303sk03
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常不軽菩薩坐(いま)せり寒の月
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雪呼さんより、 良寛さんの詩歌を寄せてもらいました。
雪呼さん、今日もあい風ありがとう。
≫ こんにちは。今日は曇り空、風邪のせいか肌寒くて貼るカイロのお世話に・・・
背中と腰に貼っているとぽかぽかとして気持ちいい。
熱は出ないのですがクシャミが出ます(*_*)
マスクして、生姜湯を飲み・・・
暖かい部屋で大人しく過ごしています。
琥珀は外へ、
きららがずっと傍にいるので退屈しません。
かやは宝珠院へあつらひおき候そうろう間あいだぬす人のきづかひ無之これなく候 良寛
。。。 宝珠院は五合庵のすぐ近くにある寺院。かやをつると片足を出して蚊に吸わせたという。「蚊帳の外に片足延べて生きの血を、夜さ夜さ庵の蚊に施しき」は吉野秀雄氏の名吟。 。。。 全国良寛会(12月3日) ≫ 雪呼
曇り空ですか。寒くなりそうですね。筑後も曇り空。
明日くらいは降りそうですね。
百合の木の落ち葉が激しいです。隣の駐車場に落ちた葉っぱを拾いました。日課です。伐っても、伐っても、繁茂するんですよ。残り葉千枚くらい。坊主になったら、又、枝、落とします。
今日は菩提樹の枝を伐りました。
伐った小枝は、小さく伐って、チップにして、畑に埋めるんですよ。
畑が痩せているから、葉っぱや野菜屑といっしょに、枝も料理して、大地に食べさせてやるんです。大地にお返しの美味しいチップのご馳走です。
冬の大地きんぴら小枝馳走する 仁
大地のものは大地に戻る
雪呼さんのように人間への料理できないから、大地へのお礼料理人になろうかと思っています。
野菜屑や草取りの草を埋めるだけですけれど・・・
はる懐炉くちに生姜湯ほとめけり 仁
寒さしのぎは身の深くから
そうなの、きららさんお利口さんだね。
ちゃんと雪呼さんのお相手して、退屈しのがせてくれるんですね。
いい子、いい子のハグハグしてやってくださいね。
雪呼さんも、おとなしく、いい子いい子しましょうね。
いい子いい子のハグハグ送りますよ。
> 良寛書簡 かやは宝珠院へあつらひおき候そうろう間あいだぬす人のきづかひ無之これなく候
これも解良叔問さんへの書簡です。
暮らしに困るといろいろ無心の手紙を書いています。無心も天衣無縫ですが、中身も又天衣無縫のものが多いんですね。
良寛さんの草庵は、ほんとうに何にもない質素な部屋です。最低限とさえいえない空っぽに近い部屋です。
けれど、この草庵にも泥棒が入ります。物乞いの人が来たりします。良寛さんは、ある物何でも与えてしまうんです。寝ている蒲団も、着ている着物も与えてしまいます。
とある日、下着のままで、鼻水を垂らしながら、良寛さんが外山さんのお家の前に立っていたそうです。訳を聞くと、気の毒な人が草庵へ来たので、着物を与えてしまったんだという。何か着るものがあったら分けてほしいと、無心に来たのでした。
蚊帳は、毎年、解良さんのところから借りていたようです。その蚊帳も盗まれてしまった。草庵は、托鉢に出ているから、ほとんど空き家同然なんですね。金目の物と思われない物でも盗まれるようです。
人々の暮らしはそれほど困窮していたのですね。
越後でも頻繁に農民一揆が起こっています。久留米藩でも、教科書に載るくらいの大きな宝暦の一揆が起こっています。
良寛さんは貧しい人々のその困窮に接して、心を痛め、心のエネルギーの限りを尽くして、布施を行っていたのです。
その良寛さん自身が、行為まるごと、愛語となっていたのでした。
> 良寛歌0000 神無月の比蓑一つ着たる人の門に立ちて物乞ひければ、古衣ぬぎすてゝとらせぬ。……
いづこにか 旅寝しつらむ ぬばたまの 夜半のあらしの うたて寒きに 良寛
あの旅人は
今頃どこで旅寝しているのだろう。
この夜更け、嵐もひどく吹き荒れている。
ちゃんと宿を借りて、
寒さをしのいでいるだろうか・・・
良寛さんは、ここまで、やさしいんですね。
蓑だけを着た物乞いの人が門前に立って物を乞うたので、良寛さんは上着を脱いで与えるんです。夜半は嵐になって、とても寒い。あの人は宿を借りて、ちゃんと眠ることができているだろうかと心配します。
こんな話は幾つも残っています。
良寛さんの道標は常不軽菩薩さんでした。貞心尼さんにも、常不軽菩薩さんに学びなさいと説いています。良寛さんはあらゆる場面で成りきり常不軽菩薩さんを生きたのでした。
【 資料 良寛 】
「山居の生活」(想念)編から――
禪板圃團把將去 禅板圃(ほ)団把(とんと)り将ち去る
賊打草堂誰敢禁 賊草堂を打す誰か敢えて禁ぜむ
終宵弧座幽窓下 終宵(しゅうしょう)孤(こ)座(ざ)す幽窓の下
疎雨蕭々苦竹林 疎雨蕭々(しょうしょう)たり苦竹の林
常不軽菩薩坐せり寒の月 仁
心はせめて真似良寛で
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