2015年07月20日
良寛歌0929zs19『 木の間より角田の沖を見渡せば海人の焚く火の沖に並み見ゆ 』ss20
★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 良寛短歌 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★
★ 良寛歌0929zs19ss20
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木の間より角田の沖を見渡せば海人の焚く火の沖に並み見ゆ
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こうして木々の間から角田浜の海を眺めていると漁師さんたちが燃やしている漁り火が遠くに幾つも並んで見えるよ。はかなく揺れるその漁り火が切ないねえ。
良寛さんが角田浜を訪れる折りは、よく、長谷川四郎次家に宿泊したといいます。良寛さんが久しぶりに同家を訪れた時、三代四郎次の母親が67歳で亡くなっていたそうです。それで供養をしたり、過去帳を書いてやったりしています。
この歌は、そんな折に、歌われたものかもしれないといわれてもいるようです。
角田の沖は、いろいろいわれも多い所のようです。
日蓮さんが佐渡から戻る時の「波の題目」のいわれが、良寛さんの想起するいろいろのことの中にもあったのだろうともいわれます。
しかし、それは歌の直接のテーマではなく、背景でしょう。
いつも良寛さんの心にあるのは村人の命と暮らしです。農村にあっては農民の人たちのことを思い、漁村にあっては漁師の人たちのことを思います。辛く、苦しい暮らしを営んでいるんですね。その厳しい暮らしの中で村人が少しでも心を和らげ、幸せな心を持てるように、心のエネルギーを注ぎ込んでいくのです。
波寄する岩陰しばしの外寝かな 仁
愛語に添えば休む間もなし

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★ めぐり逢い良寛さんss2001
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漁り火や人も揺れをり天の川
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