2010年10月21日

秋の夜の月の光を見るごとに心もしぬにいにし



★。・。・゜♪゜・。・。★ 良寛の歌交心 ★。・。・゜♪゜・。・。★





★ 良寛の歌交心0361z080924

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秋の夜の月の光を見るごとに心もしぬにいにし思ほゆ

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 花呼さんより、 『 虫の目で君と眺めし寝待ち月 』 に良寛さんの歌を寄せてもらいました。
 花呼さん、いつもあい風ありがとうございます。
 今朝のあい風、しみじみ心に沁みますね。


 0361 秋の夜の月の光を見るごとに心もしぬにいにし思ほゆ   良寛


 良寛さんの心のありようも深さも、本当にはかり知ることができるものではありませんけれど、貧しい仁の心にも、素直に、清らかに、入ってきてくれます。
 その心の少しでも、仁の中で活きて、心がやわらかく、やさしくなっていけばいいのですけれど。


 ふぅやふぅ心もしぬに月の影   仁





 。。。 ≪ 花呼さん、おはようございます。
 お母さんの月命日なんですね。仁の母の命日も今なんですよ。
 彼岸花の度に想起します。
 筑後も曇りですけれど、すそしすずしくなりそうです。
 今日は、また、小学校の時の同窓会です。5年に一度。同窓会など出たことのない仁が、最近は、参加するようになっています。すこしずつ丸くなっていくのでしょうね。


 秋の夜の 月の光を 見るごとに 心もしぬに 古へ思ほゆ   良寛


 良寛さんの愛語の大本になるお話しなのでしょうね。
 仁は詳しくは知らなかったので、検索してみました。本当に、良寛さんの心を読むようです。『 月の兎 』が愛語の大本として、確かに、心に入りました。
 ありがとうございます。



 あわれ吾月の兎の心忍ぶ ≫ 。。。



秋の夜の月の光を見るごとに心もしぬにいにし



★ 交心俳句 141z01z080924

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あわれ吾月の兎の心忍ぶ

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★★★ 『 あわれ吾月の兎の心忍ぶ 』 ★ 交心俳句 14101z080924 へどうぞ!!! ★★★




★ 。・。・゜♪゜・。・。★  資 料  ★ 。・。・゜♪゜・。・。★


 良寛長歌 『 月の兎 』


 石の上 古にしみ世に 有と云う。 猿と兎と狐とが 友を結びて 朝には 野山に游び 夕べには 林に帰り かくしつつ 年の経ぬれば 久方の 天の帝の聴きまして 其れが実を 知らむとて 翁となりて そが許に よろぼひ行きて 申すらく 

 汝等たぐひを 異にして 同じ心に 遊ぶてふ 信と聞しが 如あらば 翁が飢えを 救へとて 杖を投て 息ひしに 

 やすきこととて ややありて 猿はうしろの 林より 菓を拾ひて 来りたり 
 狐は前の 河原より 魚をくはへて 与へたり。 
 兎)はあたりに 飛び飛べど 何もものせで ありければ 兎は心 異なりと 詈りければ はかなしや 兎計りて 申うすらく 猿は柴を 刈りて来よ 狐は之を 焼きて給べ 言ふが如に 為ければ 烱の中に 身を投げて 知らぬ翁に 与けり。 

 翁は是を 見よりも 心もしぬに 久方の 天を仰ぎて うち泣て 土に僵りて ややありて 胸打ち叩き 申うすらく 
 汝等みたりの 友だちは いづれ劣ると なけれども 兎は殊に やさしとて 骸を抱へて 久方の 月の宮にぞ 葬ける 
 今の世までも 語り継ぎ 月の兎と 言ふことは 是が由にて ありけると 聞く吾さへも 白たえの 衣の袂は とほりてぬれぬ。




 
★゜。・。・゜♪゜・。・。★ そのまんま575で交心 ★ 。・。・゜♪゜。・。・゜★



★★★ 交心俳句 14501z080927『 月に澄む心はこびぬ独りの夜 』 へどうぞ!!! ★★★



★★★ 良寛の歌0342『 柴の庵をうち出て見ればみ林の梢もりくる月の清さよ 』10p101901 へどうぞ!!! ★★★



★★★ 『 シクラメン琥珀に負けず惚れ込まん 』 ★ 交心俳句10p102002 へどうぞ!!! ★★★




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