2013年07月26日

良寛さんの詩歌を遊ぶ『 秋萩を折りとれば露零るまま 』



★。・。・゜♪゜・。・。★ 良寛さんの詩歌を遊ぶ ★。・。・゜♪゜・。・。★


良寛さんの詩歌を遊ぶ『 秋萩を折りとれば露零るまま 』




★ 良寛さんの詩歌を遊ぶv13s072602

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秋萩を折りとれば露零るまま

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 > いざかへりなむとて   貞
   たちかへりまたもとひこむたまぼこのみちのしばくさたどりたどりに   

 > 御かへし   師
   またも来よしばのいほりをいとはずばすすき尾花の露をわけわけ


 貞心尼さんと良寛さんのはじめて巡り逢った日の貞心尼さんの記録です。
 初めての夜に、良識人の世話になっている良寛さんの草庵で、一晩語り明かした貞心尼さんがいました。さすがに良寛さんも家主さんのことを気にしたようですけれど、全受容のスタンスですから、貞心尼さんの心のままに語り明かします。
 そして貞心尼さんのパッションに圧倒されながらもときめくものを感じるようになって自ずから語り明かしに没入してしまっていたようです。

 別れ際のふたりの相聞歌ですけれど、別れの切なさも溢れさせながらまたすぐ遊びに来ますと約束し、こんなむさ苦しい草庵でよければつだって訪ねてきておくれ。もっともっと語り明かしたいことがいっぱい残っているよ、と良寛さんも貞心尼さんの訪問を切に願うのでした。
 純粋無垢なふたりの魂が触れ合い、交じり合い、融合して、無漏路の超越的な時空を創出したのでしょうね。
 ほんとうに美しい純粋な命と情の交わりの昇華を感じます。


 貞心尼さんの『蓮の葉』の謄謄遊泳時空は迷い込んだらもう出たくなくなる癒しと和みに満たされる世界です。おのれを小さくしてこの遊泳時空をたゆたう居心地のよさを知ったから、もうこの世間にも何の未練もないとさえいえそうな至福の時を分けてもらいました。


 真似良寛さんの言葉あそびを小さいまんまに楽しんで生きもうけをHappyHappyで暮らせるようになりました。大自然が愛に満たされていることを素直によろこぶことができるようになりました。



 夏しぐれ音に聞きほれて夢あそぶ   仁


 同時同事のふたりにあらめ


 秋萩を折りとれば露零るまま   仁


 なれあればわれ花になりにし





★ 良寛さんの詩歌を遊ぶv13s072514

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恋遊び夢中になって夜凉かな

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★★★ 都都逸で交心v13s072501『 熟れりゃ喰わぬちゃ仏のご飯 生の馳走の滴りぬ 』 への交心です。 ★★★
 



 椿呼さん、交心ありがとうございます。
 そうなんですね、「色気ある言葉」と、「さわやかな感じ」が都都逸のモードなのでしょうね。
 凡愚老仁はほんとうに初心で、江戸の人たちの粋も気っ風も知りませんので、見よう見まねの艶ごと話ですけれど、「色気」もむずかしいですけれど、「さわやかな感じ」の艶ごとはもっとむずかしいですね・・・

 鄙を出たことのない凡愚老仁には泥と草の臭いが身に染みついているので、粋がることはできませんけれど、なぜか好奇心旺盛、いつの間にか艶話の面白さも楽しんでいます。
 一休さんも良寛さんも文芸として恋遊びを楽しんでいますから、真似て恋遊びを言葉で遊びではじめたのが病膏肓にいる落とし穴だったのでしょうね・・・晩稲だから、その面白さを知ると鄙仁の無恥も忘れて夢中になってしまうんです。



 > 良寛0671 あづさゆみ春になりなば草の庵をとく出て来ませあひたきものを


 あの厳しい冬を凌いで春を待つ歓びを詠みつづけていた良寛さんが切なく恋人を待つようになったんです。素の心に戻って、夢が現実になってしまってきたのでしょうね。
 夢も見つづけると現実になると思えば夢観つづける楽しみが大きくなりますよ。



 恋遊び夢中になって夜凉かな   仁


 身の程知れば冷や汗ものよ






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